教習所に通う

第一段階

教習中の男性

教習所でバイクの教習を受けて卒業検定に合格すると、本来試験場で行われる試験で必要な技能試験が省かれます。 教習所での講習を受けて無事卒業しているのであれば、技能試験で試される内容はすでに充分身に付いていると判断されるからです。 技能教習は各バイクの免許によって異なりますが、学科教習は共通して29時限行われます。 教習には第一段階と第二段階があり、第一段階の最後には「見極め」という実技試験があります。 これは第一段階の講習で学んだ事が身に付いているかを見るためのものです。 講習を定められた時間受ければそれでよいというわけではなく、試験場での試験を免除とするからには講習を受けた意味があったのかを調べるわけです。

第二段階

教習所での教習も第二段階になると、学科と実技の両方の試験があります。 学科試験は原付バイクの学科試験と同じようなもので、9割が文章問題、残り1割がイラスト問題となっています。 この学科試験に落ちてしまっても、一般的には再講習の料金はかかりません。 学科試験が終わると次は卒業検定という名の実技試験です。 卒業検定はひとりずつ順番に行い、それまで教習で習ったコースをバイクに乗って走ります。 教習生がバイクで走っている後ろを教官が車で付いていき、教習生の運転の動きをチェックして採点します。 この実技試験に合格すると検定終了後に合格証明書が発行されます。 それを持って試験場に行くと、試験場での技能試験が免除されます。

お金をかけない方法

教習所で授業を受けなくても、試験場での実技試験に合格する自信があるのならいきなり試験場で免許を取る方法もあります。 試験場での試験のメリットは教習所に通わない分、免許取得の費用が安く済むことです。 バイクの教習所に通うとなると20万円近くのお金が必要になりますが、試験場で免許を一発で取得するのであれば免許交付代と試験代くらいで済んでしまいますので、金銭的にはとても負担が小さくなります。 しかし試験場での実技試験は、教習所とは比べ物にならないほど厳しいそうです。 すぐに合格出来れば費用は安く抑えられますが、なかなか合格できないとも言われており、何度も不合格になって試験を受けなおすことになってしまうと費用がどんどんかさんで結果的にそれほど安く免許を取得できなかった、となる場合もあります。